ショコラトル

チョコレートの歴史

ココアは飲み物?食べ物?カカオ到来で揺れたヨーロッパ諸国

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もぐもぐ。ソラジロウです。

 

16~19世紀はカカオの歴史と言っても過言ではなくスペインやポルトガルがメソアメリカで植民地を築きカカオの主要な生産地を押さえたり、オランダやイギリスが海外貿易に本格的に参入し中米カリブ諸国に貿易拠点を築くなど目まぐるしくカカオが動く激動の時代が長く続いたわけですが、たくさんヨーロッパにカカオが入ってくると色々な問題や論争が巻き起こってくるのです。

今回はカカオ到来で揺れたヨーロッパ諸国で何が起こったのか一緒に学習していきましょう。
 

 

大論争の原因はココア?

ココア

 

初めてヨーロッパにカカオが到来したのがだいたい16世紀頃の話なんですが、その当時はまだ食べるチョコレートはなく甘くて熱い飲み物ショコラトル(ココア)が主流でした。

健康的にも良いとされていたため薬として扱われてきたココアですが、砂糖を入れたりシナモンを入れたりして改良を加え美味しい飲み物としても受け入れられるようになってきたのです。

ここである疑問がヨーロッパ中を巻き込む大論争にまで発展することになります。

それはココアは薬なのか?それとも飲み物なのか?液体なのか?固体なのか?という論争です。

え?飲み物だし薬じゃないでしょ?と現代の私たちは考えるしこんなことで大論争になることはないでしょ?と思うかもしれませんが、ここには宗教が大きく関わってきているためヨーロッパ諸国を巻き込んだ大論争にまで発展するのです。

ココア論争は100年間続いた!

シナモンココア

ココアが薬か飲み物か?だけの問題ならここまでの大論争になることは無かったのですが、そこには宗教上の問題があったためヨーロッパ諸国を巻き込む大論争になったのです。

それは「断食中に摂取しても良いのか?」ということです。日本人の私たちには馴染みがないのですが、ココアの摂取は断食の規則に反しているのではないか?というのです。

スペインの植民地に多数居住しカカオの売買にも関わる人が多かったイエズス会はココアを飲んでも断食破りにはならないと主張していたのですが、反対派はドミニコ会はチョコレートは滋養強壮効果があるので断食の規則に反していると猛反対を行ったのです。

ココアは断食の趣旨に反している?

欲望を刺激してしまうカカオは断食の趣旨に反しているというのが大きな理由なのですが、そもそも断食なのですから飲食厳禁にすればいいだけの話だと思うのは私だけでしょうか?w

それほどココアがヨーロッパ諸国の生活に根付くまでになっているのが本当に驚きだったのですが、ココアには脂肪分がたくさん含まれていて体温を上昇させることが出来るのだから食べ物だ!なんて意見も飛び交い、結局、ローマ教皇ピウス5世は実際ココアを飲んで判断し、飲料であって断食中に飲んでも構わないという結論を付けました。

しかし納得出来ないものが続出し、医者もココアは食べ物だ!という意見をいうものが後を絶たず結局論争は100年間続いたというわけです。

チョコレートが庶民にも届くようになる

ココアスペインやフランスでは王室御用達というチョコレートでしたが、イギリスでは初期から庶民にも親しまれるものとして手が届くようになります。

それは1649年に清教徒革命が起こり国王チャールズ1世を処刑し共和制を敷いたクロムウェルの存在があるのです。

クロムウェル軍はスペインが支配していたジャマイカ島を奪い取るとともにカカオの生産拠点も同時に押さえました。そのことによってイギリスにカカオ豆が供給されることになるのですが、ココア販売店の広告が新聞に掲載されるなどココアは庶民に手が届く商品になっていることがこのことからわかります。

西インド到来の素晴らしい飲み物、チョコレートをビショップスゲート通りクイーンズヘッド小路で販売中。

引用:チョコレートの歴史

このような新聞広告を見ても分かるように廉価でカカオが入手でき家庭でカカオを味わうことが出来るようなったイギリスは他のヨーロッパ諸国とは違う点ですね。

誰でも購入できるくらいにカカオが身近な存在になっているのが、よくわかります。
 

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チョコレート大論争のまとめ

チョコレートの問題で約100年間大論争が起きたことはとても驚きましたが、清教徒革命後の動きでカカオが身近なものになっているという動きにも興味が惹かれました。

学校の授業で習った清教徒革命がカカオ豆と密接な関係にあったことは社会嫌いのソラジロウにはとても新鮮でした。次回はココアとコーヒーの関係を掘り下げていきたいと思います。ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。
 

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