もぐもぐ。ソラジロウです。
北海道旅行へ行った友人から生チョコレートをお土産にもらいました。
本当にやわらかくて何個も食べてしまう美味しさで本当に生チョコレートって大好きなんですが、そもそも何が生なんでしょう?
出来たてだから?いざ、理由を求められるとよくわからなかったのですが、チョコレート検定を勉強して初めて気がついたので今回は生チョコレートについて掘り下げてみましょう。
生チョコレートってどんなチョコレート?
生チョコレートってどんなチョコレートなのでしょうか?皆様はしっかり説明できますか?
そもそも生チョコレートとは冷やし固めたガナッシュそのもので、四角い立体に切り分けて食べるチョコレートのことです。
ボンボンショコラのトリュフと似ておりますが、トリュフはチョコレートによるコーティングが必要になるため生チョコレートとは別物となります。
生チョコレートはガナッシュにココアパウダーや粉糖をまぶして仕上げるためボンボンショコラではありません。
生チョコレートは純粋に口溶けを楽しむためのチョコレートなので賞味期限が当日、または数日しか持たないものばかりです。
生チョコレートの定義とは?
賞味期限が当日、または数日しか持たないチョコレートってことで「生チョコレート」なの??と思った方も多いかと思いますが、そうではありません。
日本では生チョコレートの定義が決まっており、公正取引委員会「チョコレート類の表示に関する公正競争規約」ではこのようになっております。
チョコレートにクリームを練り込んだ水分の多いチョコレート。
風味付けのために洋酒やキャラメル、果実ペーストなどの含水可食物も練り込み成形したガナッシュそのもの、あるいは主体としたもの。
要約するとこうなっております。
要するに生クリームが一定量入っている水分が多いチョコレートですよ~という意味です。
そもそもガナッシュはチョコレートと生クリームを混ぜ合わせて作るものですから、当然といえば当然です。
ちなみに生チョコレートの内訳はチョコレート生地が全重量の60%以上、かつクリームが全重量の10%以上のものであって水分量が全重量の10%以上であることが条件となります。
生チョコレートの規格があるのは日本だけ
チョコレートには厳しい基準が決まっているのに対して生チョコレートの定義が決まっているのは意外にも日本だけなのです。
スイスで誕生したチョコレートが生チョコレートの元祖なんですが、それが1990年頃に日本で大流行した際、今までのチョコレートは長期保存していたため生チョコレートも長期保存できると勘違いされてしまうのでは?と思ったため、名称に「生」を入れたチョコレートにして早期消費を促したのがそのまま定着したようです。
ちなみにスイスで生チョコレートのことは「パヴェ・グラッセ」といって冷たい石畳という意味らしいのですが確かに粉糖が雪に見えて凍りついた石畳を想像させますね。
知らないとマズイ?日本の生チョコレートブランド
日本の生チョコレートはどれも美味しそうですよね~でもこのブランドは押さえておきたい!押さえておかないとマズイ!というところをピックアップしたので一緒にチェックしていきましょう。
ROYCE'(ロイズ)
生チョコレートブランドとしてもとても有名なROYCE'(ロイズ)の生チョコレートですよね~
北海道の生クリームをたっぷり使った生チョコレートは子供から大人まで大人気のスイーツでROYCE'(ロイズ)の生チョコレートは10種類以上のラインナップで私達を楽しませてくれます。
時期によって限定生チョコレートも販売しておりますので生チョコレート好きにはたまらないメーカーですね。
生チョコレートにもかなりのこだわりがあってガーナ産やエクアドル産のカカオ豆を使った高級生チョコレートも販売しております。
チョコレートマニアにはたまらない一品ですよね。
神戸フランツ
スイーツの本場、神戸の生チョコレートなんてそれだけで美味しそうです!
フランツ秘伝の製法により仕上げた口溶けのよい生チョコレートで上質なクリームと神戸フランツのプレミアムチョコレートを贅沢に使用しているのが特徴です。
お取り寄せスイーツに必ず出てくるスイーツ専門店で、いろいろなスイーツを扱っているのでどれも美味しそうですが、このお店を一番有名にしたのは工具型チョコレートではないでしょうか?
クルマ好きな方ももちろんですがプレゼントとしても大変面白いので興味がある方は是非ホームページへ遊びに行ってみてください。
ショコラトリー・マジドゥショコラ
東京 自由が丘にあるチョコレート専門店の生チョコレートです。
Bean to Barにこだわっていてカカオもいろいろな国の厳選した豆を使用しております。
ここの生チョコレートは特に変わっていて第4のチョコレート、ブロンドチョコレートを使用して点が挙げられます。
濃厚でミルキーなブロンドチョコレートにカカオ55%の生チョコレートとの相性は抜群で何個でも食べられてしまう美味しさが癖になる一品です。
この他にも柚子抹茶味でブロンドチョコレートを使った生チョコレートという、かなりマニアックな商品もあってチョコレート好きには飽きないお店となっております。
ca ca o
名前がカカオというかなり気合が入ったチョコレート専門店で神奈川の鎌倉と東京の新宿に店舗を出す今、大人気のお店です。
生チョコレートの名前も「小町通りの石畳」という名からしっかりスイスを思わせるネーミングでとても期待が持てます。
ただここのチョコレート専門店は他にない組み合わせの生チョコレートを提案していて何と焼酎と生チョコレートを一緒に配合した日本ならではの生チョコレートを提供するという斬新な商品があるのです。
芋焼酎「天使の誘惑」を使用したアロマ生チョコレートでコロンビア産ビターチョコレートの香り豊かなハーモニーが食べるものを惹き付けてしまう魔力を持った生チョコレートです。こちらもとても気になりますね。
生チョコレートのまとめ
今回ご紹介した生チョコレートはほんの一部ですが、季節になるといろいろな生チョコレートが登場するのでソラジロウとしてもとても誘惑にかられてしまいます。
口溶けも味わいも一味も二味も違う生チョコレートをしっかり学習してから味わってみてくださいね。
ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。次回はクーベルチュールチョコレートについて掘り下げて行きたいと思います。お楽しみに~