
もぐもぐ。ソラジロウです。
色々なチョコレートがある中で、偶然の産物や失敗から生まれたものなどいろいろあると思いますが、ワガママで生まれたチョコレートは多分これだけではないでしょうか?
今回はマリーアントワネットが愛したチョコレートについて掘り下げていきたいと思います。
「マリーアントワネットのピストル」ってどんなチョコレート?
マリーアントワネットのピストルというチョコレートがあることを皆様はご存知でしょうか?
ピストル??速いのかな?それとも攻撃的なチョコレート?w いろいろ想像してしまいますが、ピストルと名付けたのは何とマリーアントワネット本人です。面白いセンスですねw
このチョコレートを作ったのはフランス王ルイ16世の王室薬剤師であり、チョコレート職人でもあるスルピス ドゥ ボーヴですが、ある日、王妃マリー アントワーネットは薬が苦くて飲めないとスルピス ドゥ ボーヴに苦情を言っていたようなのです。
そこでドゥボーヴは、チョコレートに薬を包みこむことを考え出し、そうして生まれたチョコレートを王妃は「ピストル」と名付けたのです。王妃のハートを射止めたから?意味はよくわかりませんね。
現在でも購入できます。
マリーアントワネットのピストルってどんな味だったのかな?と思ったら、今でも製造販売していて私達も当時、マリーアントワネットが食したチョコレートを食べることができるのです。
・ドゥボーヴ・エ・ガレ

出典:ドゥボーヴ・エ・ガレ
ドゥボーヴ・エ・ガレは100年以上の歴史を持つ、王室御用達ブランドで、その美味しさは今でも私達を魅了しております。マリーアントワネットのピストルが誕生したのは1779年頃ですから、歴史を感じるチョコレートですね。
もちろんマリーアントワネットが飲んでいた薬はこのチョコレートに入ってはおりませんが、そのチョコレートのラインナップはかなりの本格派で、99%カカオ配合のチョコレートやアールグレイ風味のハイカカオ、王妃に捧げるアーモンドミルク風味のチョコレートまで全6種類のラインナップになっております。
舌の上で転がすように味わって
このチョコレートは本当に繊細で賞味期限も20日ほどしか持ちません。なのでフランスから到着したら是非早めに味わっていただきたいのですが、いきなり噛み砕くのではなく、舌の上でゆっくり転がすように溶かしながら味わってもらいたいのです。
マリーアントワネットもこのチョコレートを食べたことを思いながら、チョコレートを楽しむとまた違った面白さが生まれてくると思います。ハイカカオの風味をゆっくり堪能してみてください。
まとめ
マリーアントワネットのピストル、いかがだったでしょうか?王妃も虜になったチョコレートは、王妃のワガママからスタートしているという点が、何とも面白くて王妃の人柄を反映しているチョコレートだと思います。
現代でも薬を飲みやすくするゼリーや飲み物なんかあるので、当時の人も現代の人も同じ悩みを持ち続けているんですね~何だか親近感がこのチョコレートに生まれてくるようでした。ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。
