チョコマニア 日本人とチョコレート

チョコレート検定合格への道㉒ 江戸時代にチョコレート?日本人で初めてチョコレートを食べたのは〇〇だった?


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もぐもぐ。ソラジロウです。

 

夏場はチョコレートが溶けやすいので、出来るだけ購入する量を減らし、冷蔵庫で冷やしながら食べているのですが、早く常温でも大丈夫な冬場が来てほしいですね~冬場は生チョコが出回りますし、チョコレート菓子の季節なのでいろいろなものを食べることが出来ます。早く冬が来ないかな~と期待しているソラジロウです。

でもこんな風に日本人がチョコレートに触れるようになったのは、江戸時代のある出来事がきっかけだったことを皆様は知っているでしょうか?今回は日本人とチョコレートのつながりについて学習していきましょう。

 

江戸時代のチョコレートの記録

日本人で誰が一番最初にチョコレートを食べたのか調べていくと、何と江戸時代にまで遡ることが分かるのです。

江戸時代に書かれた「寄合町諸事書上控帳」には、寛政9(1797)年3月晦日(末日)に寄合町の大和路という遊女がチョコレートをもらったとの記述があるのです。

寄合町とは、長崎の有名な遊女町で、その寄合町諸事書上控帳の中では、チョコレートのことを「しょくらあと」と書かれている記述があり、これが日本人で一番最初のチョコレートの記録となっているのです。

出島の阿蘭陀人(オランダ人)からもらった品物の中に「しょくらあと6つ」という記述が含まれていたことから、オランダ人が帰国の際に異国の品物の一つとしてチョコレートをプレゼントしていたということになります。今も昔もやっていることは変わらないのですねw

 

長崎から広がるチョコレートの歴史

寄合町諸事書上控帳にはチョコレートの記述があるのですが、よく考えてみるとこれが最初のチョコレートの記録であって、日本人で一番最初に食べた記録ではないとソラジロウは考えております。

というのもイーティングチョコレートが発明されたのは1847年のイギリスでジョセフ・フライが作ったチョコレートが一番最初ですから、1797年では年代から考えて食べるチョコレートではなく、飲むチョコレートをもらったのではないかと思うのです。もしかしたらココアのような粉末だったのかもしれません。

そうなると食べるチョコレートが登場した1847年以降で日本人が一番最初にチョコレートを食べた公式記録はどこにあるのでしょうか?寄合町諸事書上控帳以降、様々な文献にチョコレートは登場するようになるのですがそこに書かれているのでしょうか?

  • 長崎見聞録

    寛政12(1800)年に刊行された「長崎聞見録」にもチョコレートの記述が残っております。
    これは、医術や動植物に詳しい、京都の人廣川獬という人物が、6年に渡って長崎を遊学した際に見聞きしたこと、調べたことをまとめた文献で、この中に「しょくらと」「しょくらとを」という記述が複数あります。しかしこれも年代から見て食べるチョコレートではないことはわかります。

  • 徳川昭武幕末滞欧日記

    徳川昭武幕末滞欧日記は、慶應3(1867)年、パリで万国博覧会が開催された際に、この博覧会に幕府代表として訪れた水戸藩主徳川昭武(15代将軍徳川慶喜の弟)が、各地を訪れた後にパリで留学生活を送っていた際の日記になります。
    その日記の中に慶應4(1868)年8月3日にチョコレート(ココア)の記述があって、徳川昭武はシェルブールのホテルで朝8時にココアを飲んだと書かれております。これが江戸時代で最後のチョコレートの記録となるのですが、チョコレートを食べた記録ではありませんね。でも江戸時代でチョコレートの記録が見つかるというのも面白い話ですよね。サムライももしかしたら口にしたものもいるかもしれませんね。

日本人で誰が一番最初にチョコレートを食べたのか?

岩倉具視

出典:ウィキペディア

江戸時代ではまだ食べるチョコレートが登場していないとしたら、明治時代に食べるチョコレートが登場し、実際に食べた日本人がいたということになりますね。

調べていくと公式記録で残っているところで、1873年(明治6)、岩倉具視が欧米視察の際にフランス・リヨンでチョコレート工場を見学した記録が残っております。その記録では「極上の菓子なり。この菓子は血液に滋養を与え、精神を補う効あり」と記載しております。

ということは実際に試食してその感想を書いたということになりますので、日本人で一番最初にチョコレートを食べたのは岩倉具視ということになりますね。

岩倉使節団

出典:ウィキペディア

岩倉使節団には、大久保利通、伊藤博文、山口尚芳、桂小五郎などそうそうたるメンバーが参加し、欧米の文化や技術を見学していたものと思いますが、チョコレートを全員食べたかはわかりませんが、幕末の偉人も食べたというのは凄いことですよね。

チョコレート工場で大量のチョコレートを生産する工程を見たのですから、日本人としては負けられない!と思ったのかもしれません。ただ「美味しいチョコレートだった」とは記述に書かれていないので、苦くビターなチョコレートは維新志士にはまだ早かったのかもしれませんね。

ミルクチョコレートが誕生するのは、岩倉具視が視察した1873年から3年後になりますし、ロドルフ・リンツのコンチェが発明されるのは視察した年の6年後になります。1879年以降のチョコレートなら美味しい!と思ったのかもしれません。タイミングが悪かったですね~

 

まとめ

歴史を紐解くと意外なところからチョコレートの歴史を見ることになり、日本人とチョコレートの関係は意外と浅いところからスタートしていることがわかりましたね。

岩倉具視が食べたチョコレートはまだザラザラしていたと思いますが、現代の美味しいチョコレートを食べたらびっくりするのではないでしょうか?是非食べさせてみたいですね。

チョコレート検定では年代と人名も両方覚えないといけないので、チョコレート4大発明と日本の歴史と重ねて覚えていくようにしましょう。ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。


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